寝起きの犬はポップコーンの臭いがする

偏った情報を展開していきます

【絵日記】絵描くのめっちゃ頭使うぺこねぇ!!!!(2023年2月)

こんばんは。

 

今月は既に下の記事を上げたのでもういいかなと思いましたが描いた絵総括をやりたいので更新します。

 

↓前回の記事はこちら

 

・インナーカラーオリキャラちゃんその①

 

ポーズと衣装はお馴染pinterestの写真をそのまんま流用した練習絵です。

 

折角全身描いたなら顔描いとくかと適当なオリキャラを描いたのですが結構可愛く描けました。

 

こういう時に版権キャラだと色々解釈の違い等から好き勝手に描けないのですがオリキャラだと「これはオリジナルだから!」で丸く収まるのが良いですね。

 

描きながらさいとうなおきさんの3か月上達法という書籍の初っ端に「自分だけのオリキャラを持っていると便利!」という内容があったのを思い出しました。

当時は「そうなんだ」くらいの感想しか出てきませんでしたが今なら「確かに」ってなりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

・インナーカラーオリキャラちゃんその②

 

上で描いたオリキャラちゃんが結構気に入ったので私服コーデイラストを気合入れて描いてみました。

 

 

前回絵と比べるとポーズや表情等からキャラがぶれまくってますがオリキャラなので!の一言で全て丸く収まります。(やはり便利)

 

それでは自分の絵を振り返るという地獄行為をしていきます!!!

 

 

 

 

意識した点など

・ラフ比較


左が当初の案、右が完成形です。今回、シルエットが良い感じになるかを意識しました。

 

塗りつぶしてシルエットだけにするとこんな感じ

 

 

結構違うぺこねぇ…

 

 

 

前回記事で田中美海さんのディズニー写真のシルエットが良い話をしましたがやはりシルエットだけである程度の情報を伝えられる方が良い絵になります。

逆にシルエットが今一な状態の絵はそれ以外の要素で面白さを表現していかないといけないので難易度上がりそうですね。

 

こういうの本当に始めたての頃は知らない情報なので、逆に初心者ほど正面向きの立ち絵等、上手く描くのが難しい絵を描こうとしてしまっているってのは絵描きあるあるでしょうか。

 

 

 

 

 

 

・ポーズについて

 

今回ポーズについても色々考えました。

最近の絵はベースとなるポーズはだいたいpinterestのモデルさんを参考にしてます。

 

ただイラスト化するにあたって細かいポーズを変更した時に違和感が出ないかとか、どういった動きを意識して描くかなどを知っておく必要があるって訳ですね。

 

 

最近人体のポーズの理論を簡単に学んだので下記事項を意識して描いてみました。

  1. 背筋を反らしている状態で、軸足側の腰が上に上がった場合、軸足と反対側の肩が上がる
  2. 背骨は肘とお尻の距離が近い方向に曲がる
  3. 脱力している手は小指の方向に手首が傾く

 

・・・らしい!

 

中でも③の『脱力している手は小指の方向に手首が傾く』はかなり衝撃的な情報でした。加えて絵を描く人が自分の手を観察しようとして手をひねると真っすぐになってしまうのでこの事実に気が付かないという事も書いてありはぇ~~~となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・視線誘導について

 

視線誘導についてもアレコレ考えていました。

 

  1. 画面に対角線を引くことで境界部分に視線を誘導できるようになります。
  2. シルエットの話も絡みますが基本的に絵に空間を作るとそこに視線が誘導され、絵の見栄えが上がります。
  3. スカートの柄から股下の空間に視線が流れる様に……なってたらいいな!!

 

 

そういえばシルエットを考える際にスカートと手の間に隙間作った方がおしゃれ可愛いのでは!?と思ってポーズ変更したのですが、ちょうどその時、声優の山下七海さんがTwitterに上げたイベントの写真で似たようなポーズとっててちょっとウケました。

 

 

 

スカートのシルエットから手を外に出す事で手の小指の動きも目立つ形になってますね。

山下七海さん、WUGのライブの時から感じていましたが素人目に見てもポージング技術が凄すぎる…。

 

話が逸れましたオリキャラちゃんイラストはこんな感じで描きました!

 

 

 

 

 

 

・星街すいせいさんファンアート

彗星の如く現れたスターの原石 アイドルvtuberの星街すいせい(すいちゃんは~今日もかわいい?)さんのホロマート衣装のイラストです。

 

 

最近はVtuberとして初のTHE FIRST TAKE出演で話題になりましたね。

色々ネガティブな反応もある中で堂々とした立ち振る舞いでStellar Stellarを歌う姿は本当にかっこよかった。

 

個人的にはファンアートは応援の為に描こう!というよりも楽曲や活動、キャラクターならストーリーなど心を打たれた時に「描きたい!」みたいな衝動に駆られてスタートした時の方が気合入ります。今回はそんな感じで描きました。

 

 

 

 

 

 

意識した点など

・ラフ比較

今回のラフ比較はこんな感じ。

 

キャラクター的に可愛いよりもカッコイイ成分が高めという事で煽り構図、自己肯定感高めなポージングと表情を意識しました。

 

背景については最初ライブ会場を想定してが照明が付いてるフレーム的なアレを書いていたりなどしましたが「じゃあなんで後ろにビルが…? 」と疑問が絶えない状況だったのでビルの屋上から撮影している様なイメージに変更しました。…いやそれでもよくわからない状況ですが…。

 

絵を描き始めたての頃はそれほど重要に感じませんでしたが本当はラフこそもっと頭を悩ませて仕上げるくらいの気持ちでやるべきなのかもしれません。

 

ある程度描いた状態からの修正だと「もう描き切っちゃったしな…」と妥協する部分も出てきてしまうのでそういう面で絵のクオリティを下げるのは出来る限り避けたい。

 

現状は自分の描いている完成形にラフ時の画力が追いついておらず結果的に描いてる最中にアイデア変更してしまう点が多いのでその辺も徐々に改善できたらいいなと思います。

 

 

 

 

 

 

・明暗について

イラストに於いて光の明暗確認はかなり重要なポイントなのですが、最近背景無しの絵ばかり描いていたせいかおろそかになっていたので今回は意識して取り組みました。

 

 

白黒にした状態の絵で明暗の印象が色が付いていた時と変わらないかを確認します。

 

今回、全体的に暗い部分が多い絵なのでキャラが背景と同化してしまわない様に光の明暗を意識して描きました。光源の位置に関しては逆光がメインですが、屋外という事もあり、正面や側面にも光が当たっても問題ないよね?精神で描いてます。

 

この辺がラフを変更した弊害というか甘えというか…もっと精進しないといけませんね。

 

ちなみに影の落ちた顔の後ろのかなり明るめのビルを配置する事でコントラスト対比による顔への視線誘導も意識しています。

 

 

 

 

 

 

・シルエットについて

 

立ちポーズなので変わりにアウターを広げる事で動きのあるシルエットを目指しました。

 

後述しますが脇辺りに隙間を作った事で腕のラインが明確になり、絵としての表現力が一段階上がった様に思います。これは気づいた自分を褒めてあげたい。

 

 

 

 

 

 

・視線誘導について

 

こんかいの視線誘導ポイントは以下

  1. 流れ星による視線誘導。ビルの角度等も含めて漫画の集中線の様に顔に視線が行くように意識しました。
  2. 髪の毛と腕の隙間による視線誘導。今回は背景があるので後ろのビルが見える事で「後ろにも空間がある」という表現になるように意識しました。
  3. 脇から下にかけては塵によるエフェクトで誘導しました。今考えるとちょっと露骨過ぎたかもしれません。

 

という訳で、明暗のコントラスト等も含めて基本的には顔⇒脇⇒腰と全体的に絵を見てもらえるように視線誘導をしてみました。今回の絵のメインはキャラクターの顔なのでまぁ最悪顔に目が向けばいいか…という気持ちはあります。

 

 

 

 

 

 

 

・空間の埋め方について

 

今回新しく意識した点。シルエットの立ち絵を見るとわかりますが、単純な立ちポーズだとどうしても絵の四隅に「何もない空間」が広がってしまい未完成感が出てしまいます。

この様な「何もない空間」は素人感が抜けない原因の一つなのでこれを解決していきます。

 

 

 

単純な解決方法としては拡大によるトリミングなのですが、今回は空間の広さもある程度表現したかったので拡大はせずに何か物を配置して空間を埋める事を意識しました。

 

内容は以下

  1. キャラクターに合わせた屋上看板の設置
  2. キャラクター的にも似合うので流れ星を追加
  3. こういう系統の服についている長い紐を手前に配置して前後の空間をアピール
  4. エフェクトを配置。手前なのでエフェクトが大きくなることも意識

 

今回、目線は中央によって欲しいので逆に目立たせ過ぎると視線が散らばってしまうという事もあるので加減が難しいですね…。

 

この辺りをいかに自然に盛り込むかも今後の課題かと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・その他のこだわりポイント

 

その①:顔

イラストは顔が全てなのでここは絶対に失敗できません。鼻と口の距離、位置、輪郭のライン、眉毛の位置や角度この辺がずっと定まらなくて悩んでいました。

 

かっこよさに全振りせずに可愛さも残しつつなラインが伝わっていたら嬉しい。眼、鼻、眉はかっこよさを意識しつつ、輪郭と口元で可愛さをアピールするとかそんな塩梅です。

 

後は今までウェーブがかった髪型を描いてこなかったので髪の毛の柔らかさを表現するのに苦労しました。線画が一生進まなかった原因の一つ。

 

上記の画像のサイズでイラストを仕上げるならもっと髪の毛の表現を繊細にしなければ絵として見栄えが足りないかもしれませんが今回は体や背景など他の要素もあるので何とか誤魔化せたかなと思ってます。

 

あとは久しぶりに目の描き込みをちょっと多めにしました。当初は主張し過ぎてはいけないとシンプルな感じで塗っていましたが逆光にすると全く映えなかったので変更しました。下ハイライトの形状がお気に入りです。

 

 

 

 

その②:脇

今回の気づいて良かったポイント。

 

ラフ絵の時点では完全に羽織っていたジャケットを後ろに垂れている絵にしたおかげで脇と腕のシルエット表現、光による脇への視線誘導、背景とキャラとの空間を一度に表現する事が可能となりました!!

 

修正に関して殆ど手間かからないのもポイント高い。ちょっとした手直しで絵のクオリティが上がった瞬間、パズルのピーズがハマった様な感覚で好きです。

 

 

 

 

 

 

 

その③:腰の光と金属の反射

これも気づいて良かったポイント。

 

今回は夜背景に黒のインナー、パンツと胴体の状態が伝わりづらい絵面だったので突き出している腰の辺りに光を当てる事で今腰をひねって前に出しているんだぞという状況を説明しています。

 

光が当たっている方が前、当たってない方が後ろという印象を操作する事でイラストで前後関係を表現できる!というのは前回オリキャラちゃんの足を描いている時に気づいたので今回も採用しました。

 

上手い人のイラストには自然と取り入れられている表現ですがこういうのは自分自身で必要性に気づけたことに意味があるのかなと。

 

 

後は黒色の服なので金属類の反射が映えますね。金属の質感表現、何度か繰り返し描いている事でようやく形になってきたなという感覚があります。あとチェーンは1個1個違う反射の仕方を変えたり等、面白い絵になるように意識しながら描きました。

 

 

 

 

 

 

その④:屋上の看板

最後の最後でひらめいたアイデアですが左上の空間を埋める為に広告看板を描きました。

 

描いてるイラストの絵は既存のライブの告知絵などを遠目に見て違和感ない程度に元絵をトレースして描いてます。(これが商業絵だとしたらアウト行為ですが…)

 

こういう斜めに張り付けたような角度でそのまま描くのは難しいので平面で描いた後に自由変形で張り付けるだけで成立するのでツールのちからってすげー!となりますね。

 

要素的には気づけたらお得な感覚で描いてますが左側のビルの窓を光らせて看板にも視線が行くようにしてみました。

 

 

 

 

 

まとめ

という訳で2月は枚数的には殆ど描けてませんでしたが構図や視線誘導などを意識して描くという行為を繰り返したおかげで絵のクオリティもUPしたかなと思います

 

何気に自分で描いた作品をじっくり振り返る事って中々ないのでこうしてブログにまとめて人に説明する前提でまとめる行為自体も良い刺激になっているのかなぁと。

 

 

 

 

そういえばすいちゃんのファンアートが初めて4桁いいね貰えてびっくりです!!!!沢山のRTといいねに圧倒的感謝……!!次点で伸びた絵が200~300いいね位だったので大きな飛躍。

 

 

いいね・RT数≠絵の上手さ、魅力だという事は重々承知ですが自分の描くイラストが第三者にとって「いいね」と思って貰えるレベルに達していたという事を数字で知れて良かったです。

 

 

ただこの数字に固執し過ぎると身を亡ぼすことを常に念頭に置きながら今後も自分の描きたい物を描いていきたいですね。

 

 

 

 

おわり。