寝起きの犬はポップコーンの臭いがする

偏った情報を展開していきます

【絵日記】イラスト添削を受けてみた…!(2023年6月)

こんばんは。

 

2023年も上半期が終了しました。1月からこの絵日記を始めましたが何とか続けていられています。最初は不定期更新のつもりでしたがどこかで更新しないことを良しとしてしまったら絶対サボり癖ついていたと思うのでやはり継続は力なりというやつですね。

 

今月は初めてイラスト添削を受けてみたのでその話を書いていきます。

よろしくお願いします!

 

 

・描いた絵

今月も2枚です。というかペース的に2枚しか描けないぜ!!

 

 

 

・水着だ余~

夏と言えば水着絵が描けるという事で水着絵に挑戦。落書き程度の絵なら1回練習で描きましたが、ちゃんと仕上げたのは今回が初めて。

 

今回は髪の毛にも力を入れました。今まで描くの苦手過ぎて絵の邪魔にならない程度に…という意識で描いていましたが、色々と融通の利くパーツだと考えると面白いです。少しづつですが理解も深まってきたので苦手意識を改善していきたい。

 

 

意識した点

今回は視線誘導を意識しました。

 

・背景とのコントラスト

 

今回は分かりやすくキャラが主役なので、キャラクターと背景の明暗コントラストを強めてシルエットを強調しています。

また顔周りに髪の毛による隙間など情報量を増やす事で視線誘導になります。

 

 

 

視線誘導について意図した流れは↓

 

 

顔⇒胸⇒下半身⇒太もも⇒髪の毛に沿って顔に戻る視線誘導ループを意識しました。視線がループする事によって何度も絵を見てもらえる構図が出来上がるって訳ぺこね。

 

 

【詳細解説】

先ほどのコントラストと髪の毛の隙間に加えて髪の毛のメッシュに彩度の高い赤色を使う事でさらに視線を狙ってます。

 

白寄りの肌の中に彩度の高いビキニを置くことで視線誘導を狙っています。あと光源も当ててます。

 

上と同様に下半身もビキニによる誘導

 

本来キャラクターの背中にある設定のマークですが、視線誘導を兼ねて太ももに配置しました。マーク付近に髪の毛などを配置してそこから髪の毛を見上げていくイメージで顔まで視線を戻す事を意識しました。

 

手前にヤシの葉をぼかした状態で配置する事で絵の前後感を表現するとともに、視線が太ももにそって左下に流れていくの止めて、太もものマークの方に行くように促しています。

 

 

視線誘導、ちょくちょくイラストで意識してはいるんですが狙い通りの効果が出ているのか全くわからん!!!

 

セルフで見ようとするとどうしても「ここは意識したポイントだ」と頭で理解してしまうので想定通りの視線になりがち。一旦目を休めてから確認を行うようにしていますがそれでも無意識的に見るのは難しいですね。

 

 

 

水着絵、服とか細かい装飾無いから手間かからないかと思っていましたが体の凹凸を意識した塗りが必要だったり、肌の色味の調整がかなり難しかったです。やはり簡単な絵などないのだ(ずんだもん)

 

 

 

ちなみにこれが今回のカラーラフ。表情等をみていると最初は明るく元気に的なニュアンスで描こうとしてましたね。完成した絵は全然そんな雰囲気ではないですが・・・。

 

ラフを描いてから時間が経ちすぎると完成形のイメージが変わってしまうの結構初心者あるあるみたいです。最初はシンプルなホットケーキの絵を描こうとしていたのに後から「あ!これもいいな!」と生クリームとかサクランボとかカラースプレーなどを継ぎ足してしまう感じ。

 

そうして出来上がった絵の方が良くなる可能性もありますが、当初の予定にない描き方をしているので全体的なまとまりが悪くなりがちだとか。かなり思い当たる節があるので次回はもっとラフの時点でアイデアを練っていこうと思います。

 

 

 

・夜みお~ん

大神ミオは夜が似合う!という事で夜みお~ん絵です。ホロの全体ライブで夜行通信聴いてハマりました。

 

 

この絵はきのこ帝国の「クロノスタシス」という曲を聴きまくった影響で描いています。

www.youtube.com

 

クロノスタシスって知ってる?」というフレーズはあまりにも有名。時計の針が止まって見える現象のことらしいです。(週刊そうなんだ創刊)

 

実は色々描き上げた後で「あれ?なんか見栄え悪くない?」と気づいていたのですが、原因が分からず・・・。まだまだ目力が足りないです。

 

 

意識した点

今回の絵を描くにあたって「ストーリー性のある絵を描こう!」という意図がありました。ストーリーを感じさせる様な1枚絵、凄く良いですよね。理想はコミックLOの表紙です。

 

 

ストーリー性のある絵を描くためには設定が大事という事で以下の内容を考えました。

  • 誰が・・・大神ミオ(ホロライブ)が
  • どこで・・・夜の街
  • いつ・・・深夜0~2時
  • 何をしている・・・振り返って微笑んでいる
  • これから何をする・・・自宅に帰る
  • 今まで何をしていた・・・コンビニで買い物

大体こんな感じ。

 

 

 

ちなみに当初のラフでは朝焼けの帰り道設定でした。

これはこれで良い雰囲気だとは思うのですが、これ以上描き込みをするポイントが分からず没に。どちらかと言うとこの時はエモいというよりはチルよりなイメージでした。

 

 

 

変更した絵では曲のイメージに寄せた部分と夜景を描いた方が映える!と思ったので今の絵になりました。よく考えたらシチュエーションが変わるのにキャラを描き直さずそのまま流用しようという考えが甘かったですね。。。

 

 

 

 

プロに添削をお願いしてみた

夜みお~んの絵については前述のとおりセルフ添削しても活路が見いだせない状態だったので良い機会だと思い、今回プロのイラストレーターさんに添削を依頼しました。

 

 

 

今回添削をお願いしたのは蒼穹さんです。

Twitterhttps://twitter.com/kyusoukyu

kyusoukyu.fanbox.cc

 

 

Twitterでは主に東方の2次創作を投稿されている様です。

 

僕なんかが感想をどうこう言えるレベルではない事だけわかります・・・。このフランちゃんのイラストを見かけた時に速攻でフォローした記憶。FANBOXもその時入りました。

 

本来プロの方の添削をお願いしようとなると月額¥5,000~10,000程度のFANBOXプランに加入が必要だったり、加入しても添削待ちで2~3カ月という事も珍しくないです。プロのイラストレーターさんの単価、手間を考慮するとそれでも決して高くない金額だと思います。

 

しかしながらこの方はFANBOX月額500円支援のオマケで簡易添削を募集されていたので「え?マジ?」という形でお願いさせていただきました。また添削した内容もFANBOX記事で解説して下さっています。感謝過ぎる。

 

イラストレーターさんのFANBOX、月額500~1,000円程度の支援で絵のPSDデータや技法記事などを書かれている方が沢山いますので絵を学ぶコンテンツの一つとして間違いなく有益なのでおすすめです。

 

前置きが長くなりましたが本題の添削結果について書いていきます。

(添削していただいた画像をブログに掲載する事については事前に許可をいただいてます。)

 

 

 

添削結果

 

今回、添削する前に「気になっている事、悩んでいる事」を記述してそれに対しての回答をいただくという形だったのですが、僕からは下記2点について質問していました。

・エモさを表現するにはどこに力を入れればよいか?

SNS上で見栄えを良くするにはどうすれば良いか?

今回の添削は上記2点を踏まえた内容となります。

 

自分の絵をプロの方がどういった修正をしてくるのか楽しみであり少し怖い気持ちもありますがしっかり受け止めていきましょう。

 

 

 

結果↓

 

 

 

添削前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

添削後

 

うぉ~~~凄い!!自分の絵ではないみたいだ!!!(自分の絵ではない)

 

 

1から描き直すのではなくあくまで元絵として残した状態で見栄えを良くするのテクニカル過ぎますね。自分の絵と比べると明らかに絵としての魅力が上がっているのが分かります。

 

 

 

修正箇所の解説など

指摘していただいた内容をまとめていきましょう。

 

 

・見栄えの悪い原因について

⇒殆どが構図によるもの、キャラクターと背景両方を描きたい欲求が拮抗して中途半端になってしまっている。

SNS上ではキャライラストの方が映える

⇒キャラクターをメインに持ってくる構図に変更、余白の多くをトリミング

 

 

・キャラクターと背景が溶け込み過ぎている

⇒キャラクターメインのイラストにする為、よりキャラクターを強調させる

⇒キャラクターの輪郭がはっきり分かるように人工照明を追加(①)

 

 

・エモさを出す表現

⇒背景モブを追加、シンプルなモブとの対比により見る側がキャラクターと一緒に歩いている事への没入感が増す(②)

⇒髪の毛に動きを追加、歩きながら振り返った瞬間を切り取る事で「エモさ」を表現(③)

 

ここでそもそも「エモい」ってどういう感情?とネットで調べたところわかりやすい記事があったので紹介します。

「エモい写真」はなぜエモいのか? 真面目に分析してみた – シーソー|曖昧な私の未来を見つけるキャンパスマガジン by甲南女子大学

 

この記事によると「エモい」とは「一回性があってノスタルジックなもの。「二度と戻らない過ぎ去った時間」という概念」という言葉があり、この瞬間を切り取る表現はこのことなのかと学びを得ました。

 

 

あと今回の添削で一番刺さったのは「キャラクターと背景を両方を描きたい欲求が拮抗している」という部分です。実際、書いている最中にどっちをメインにするべきか最後まで悩んでいたのでそういうのも見る人によっては気づいてしまうんですね。

 

 

あと構図のトリミングやモブの配置については自分も薄々感じていたのですが「せっかく背景を描いたんだからトリミングやモブで隠すのはもったいない」という思いから実行できず。この辺が背景とキャラのどちらを見せたいかはっきりしていれば決められた部分なんでしょうね。

 

 

SNSで反応がもらえるイラストとは

今回質問した内容の一つにSNSでの反応についても回答していただきました。

 

SNS上で反応を貰える絵にする為の手っ取り早い方法は

・縦構図

・シンプル背景

・バストアップ

を描く事らしいです。

 

おそらくこれは

SNSではどこか悪い箇所があると伸びにくい

全身や細かい背景を書いても大きな加点になりにくく、減点対象が増える為難易度が高くなる

余計なものは描かずメインの顔だけ描いて減点されないようにする。

という流れの様です

 

ただ背景や全身を描くことは技術向上につながるので絵の上達を目指すならSNSの反応は気にし過ぎるべきではないという話もされていました。

 

SNSの数字を気にするな!」という話、もはやイラストの教科書に載せるレベルで常識なのか。。。

 

というかこの話を聞いて思い出したのは僕が以前熱心にやっていた声優ラジオへのメール投稿の話を思い出しました。ラジオの投稿には直近のイベントや商品のリリース情報を盛り込み、番組に媚びを売りまくった「採用される事だけを意識した宣伝メール」というフォーマットが存在します。

 

もちろんそれらの情報をシンプルに詰め込む最低限の文章力は必要とされますが、特に面白い展開になる事もないのでメール界隈からは「あぁ宣伝メールか」という空気感がありました。

 

イラスト界隈で言うならこれが「SNSでウケるイラスト」に当てはまるのかもしれません。そう考えると楽しむ為、技術向上の為にはそこに固執し過ぎるべきではないという意味がよくわかります。

 

前回、2年目の目標にいいね数を掲げておいてなんですがSNSの数字とはほどほどの距離感を保っていきたいです。

 

 

まとめ

今月は添削をしていただいたお陰で今自分が抱えている問題点も明確になりました。

 

今まで何かしら描いた事ない構図であったり物を意識して絵を描いてきましたが、そろそろ新しい事への挑戦よりも前回出来なかった事の復習やより練度を上げる練習をしていくべきかもしれません。

 

そういえばこれを書いている間にTwitterで一日に表示できるツイートに制限がかかる仕様になっていました。このままでは安易にツイート・RTできない、少し連投しただけでブロック・ミュートという殺伐としたインターネットが出来上がってしまう・・・

 

仮に一日の閲覧制限が無料ユーザーで1000ツイートになったとしても今まで殆ど無制限に使えていたものに急にコストが発生するとユーザーの行動はかなり消極的な方向に進むと思うんですよね。正直今のTwitterは綱渡り過ぎる。

 

話が脱線しましたが7月も引き続き頑張っていきます。

 

 

終わり