寝起きの犬はポップコーンの臭いがする

偏った情報を展開していきます

【絵日記】絵の事なんもわからんシーズン突入(2023年7月・8月合併号)

こんばんは。

 

7月は後半まさかの尿路結石にかかり何も出来ずにいました。

祝日だったので病院も空いておらず、病院紹介に連絡するも「こちらで確認していただいて・・・」と救急病院⇒紹介所⇒紹介された病院⇒別の紹介所⇒病院不通とたらい回しコンボで「この世の中は誰も助けちゃくれないんだっ・・・!」と穢れが溜まりまくっていました。

 

 

そんな中でも「でも結石って命に別状ないから救急車呼んだら駄目なんだろうな~…」と葛藤しつつロキソニンで何とか1日耐えました。冷静に考えてこれ別の病気とかだったら本当にヤバイから救急車呼んでも良かったのかもしれません。

 

次の日会社休んで病院行って薬を貰う事でなんとか生き延びたのですが、一時の痛みが終わった後も耐えられなくはないがしんどい鈍痛と吐き気や微熱などとにかく体調最悪デバフ状態が1週間ほど続いて辛かったです。

 

絵を描く時って色々と頭を使うので体調が悪いと全てが終わるんですよね。低気圧頭痛ってだけで本当に描けない。正確には絶対に普段より良いものが描けないって方の表現が近いかも。

 

プロの人は体調悪くても絵描かないといけないとか凄いな…と思いましたが普通に自分も体調悪くても薬飲んで会社行って仕事してるのであんまり変わらないかもしれません。労働って大変ぺこねぇ。

 

 

そんなこんなで今月も振り返りやっていきます。先月更新できなかったので今月は合併号です。それではいきましょう。

 

 

・描いた絵

 

 

・水着フブちゃん

 


水着フブちゃん。描いたのは7月です。Twitter上であまりにも伸びなさ過ぎて「何かミスったのか…?」と本気で悩んでいました。pixivでは閲覧900のブックマーク300とそこそこの結果だったのですがTwitterは本当にダメでした。

 

 

そのpixivの投稿ですが不手際で投稿を削除してしまい、そのまま再投稿するのも面白くないので改めて問題点を振り返りながら修正してみました。

 

 

 

 

修正した結果は↓

 

 

【修正した点】

・全体的に光が当たり過ぎている為、メリハリがなくぼやけて見える

⇒光の当たる面積を修正

⇒胸周りが平たく見えていたので影を追記

 

・おなか周りの影のつけ方に違和感

⇒影のつけ方を修正(したけどまだしっくりきてない)

 

・光の当たり方が一定で奥行が無い

⇒足・胴体・右手に分けて明度を調整(したけどまだしっくりきてない)

 

・全体的な色味が薄い・くすんでいる・弱い

コントラストを全体的に調整(ちょっと彩度高すぎな気も)

 

・表情が弱い

⇒口を少し大きくして、まつ毛も微調整

 

・その他微調整(髪、影、背景、トリミングなど)

 

 

以上になります。

気づいていても技術的に足りず修正しきれてない部分もあるので圧倒的に学びと練習が足りていないと実感するばかり。課題ばかり溜まっていくよ~~~

 

 

そんなこんなで修正したやつをさらっと投稿してみたのですが相変わらず全く伸びませんでした(死)

 

 

先ほど自分で書いたばかりですがコントラストがとか配色がどうこうの前に顔が上手く描けていない(似せられていない)という事なのかもしれません。

 

逆に今回のが中途半端に伸びていたらこういう初歩的な事実には気づけなかったと思うので良かったと思います。絵は失敗から学ぶことの方が多いぜ。

 

 

 

・夜すいちゃん

前回、色々凝った割には失敗したので今度はシンプルなバストアップを描こうと挑戦したのがこの絵。「とにかく顔を良く描こう」というテーマで挑みましたが結果としてまだまだ実力が足りないという事がわかりました。

 

 

よく「初心者はまず顔と手を練習しろ!!!」と言われるのは顔と手だけ描ければイラストとして成立するからです。人間は表情と手の演技でだいたい意思疎通できますしね。

 

描くだけなら一番消費カロリーが少ない構図の絵なんが、その分絵の評価のほとんどが顔による加点しかないので一切手を抜けないと考えると意外と侮れない。

 

 

 

ここであらためて神絵師のイラストの顔になぜ惹かれるのかを色々考えてみました。

パッと思いつくものだと

 

①元キャラクターの特徴を捉えている(2次創作の場合)

②表情が良い(シチュエーションに合っている、感情が読み取れる、色々想像できる)

③目が綺麗(瞳、まつ毛の表現等)

④髪の毛の質感

⑤顔の立体感がある(顔の各パーツがパースの沿っている、肌塗の立体感)

 

などでしょうか。

シンプルな絵柄の人の場合③~⑤については表現し辛い部分だと思いますがそれでも良いなと思えるのは①と②がしっかり描けているからなのかもしれません。

 

そうやって考えるとやっぱり自分の絵は特に表情が弱いなぁと感じます。だだ、こういうのは表情だけでなくキャラクターの演技や背景、色の雰囲気など全てを総合した物なので一概にそこだけが駄目とも言えないのが難しいですね…。絵、なんて難しコンテンツなんだ。

 

 

 

・補助ツールは使った方が良い

イラストにおけるアナログとデジタルの違いと言えばやはりツールを使える事ですね。せっかくデジタルで絵を描くんだからそういうのはどんどん使った方が良いに決まっています。

 

 

 

例えば最近はもっぱら顔のアタリはクリスタの3Dを使っています。

 

以前のバージョンアップでクリスタの顔3Dモデルは色々と調整が可能になり、かなり精度の高い物となりました。これさえあれば難しい顔の向きも大体雰囲気がつかめるので重宝しています。

 

 

 

あとは今回人体部分についても3Dを使ってみました。


これはクリスタではなくデザインドールという別ソフトです。

terawell.net

 

体のパーツ操作やカメラ操作などを感覚的な操作で使えます。無料版でもほぼ全ての機能が使えるのでびっくりしました。有料版との違いはデータの保存と外部データの入出力が出来るかできないかくらいです。こんなものがあったとは知らなかったぜ。

 

 

 

クリスタにも↓の様な3Dデッサン機能はあるのですがイマイチ操作が難しいというか、いまいちしっくりこなかったので殆ど使っていませんでした。

 

 

使ってみればわかりますが本当に難しい。一応昨今のバージョンアップで使いやすくはなっているらしい。

でもこういう3D機能があるって知ると簡単に絵が描けるって気がしてきますよね?実はそんなに簡単な話ではないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 


ずんだもん『え?そうなのだ?全然わからないのだ』

 

 

 

 

 

 

 

例えば、脇腹はお尻と肘との距離が短い方向に傾くとか、力を入れていないときの手首は小指方向に傾くなど人は無意識化でバランスを取ろうとするのでそういった法則を知っておかないと「なんか違和感ある」というポーズが出来上がってしまいます。だから神絵師の人たちは実際に自分でポーズを取ってみろ!と言う訳ですね。

 

www.posemaniacs.com

 

ちなみにこの辺の知識は『描きたいものを理論でつかむ ポーズの定理』という書籍の受け売りです。調べたら一部Webでも公開されてました。完全版はKndle Unlimitedに加入していればなんと無料で読めます(バグ)

 

正直覚えるのは難しい内容なのでほぼ辞書代わりに使っている感じですね。こういうのは「なんかそういうルールがあったはず!」という情報だけ持っていれば調べて解決できます。駄目なのはそのルールの存在自体を知らない事、無知は罪。

 

 

 

そういえばツールの話で一時期クリスタが画像生成AI機能を搭載しようとしていたけどユーザーから大きな反発があり消滅した話ありましたね。

 

www.clipstudio

 

これが実装された世界線、一体どうなっていたんでしょうか。少なくともSNS上で「これAI使ってますか?」みたいな地獄の荒探しがもっと激化していたと思います。

 

やはりAIが法的にも、倫理的にも完全クリーンな機能ですよという前提が必要ですね。調べたら最近はスマホアプリでもAIイラストの出力が出来るみたいで課金すると有名イラストレーターさんの絵柄で出力できます!という地獄の様なシステムが出来上がっていました…。法的に絵柄に著作権は発生しないようですが明らかに名指しでモデルが出来上がっているのに本人には一切還元されず、第三者が設ける構図を良しとしているのはいかんでしょうというお気持ちです。

 

 

一時期色々と話題になっていたAIイラストですが、結局何か大きな動きがある訳でもなく黙認という状態という雰囲気ですね。AIイラスト専用のコミュニティを作ってそこでワイワイやる分には良いかと思いますが公式のファンアートタグに投稿してくるのはモヤモヤします。

 

AIタグをつけている人はまだ良いですがしれっと加筆してバレない様にしている人は最悪です。そういう人に限って(7h)みたいな作業時間追記してたり、「今回は~を頑張りました!」と墓穴を掘りまくっていたりします。

 

以前見たやつだと

「レイヤーを分けに挑戦してみましたが絵の違和感凄いですね(^-^;」

と本当に訳がわからないツイートとともにAIイラストを隠して投稿してる人がおり、嘘をつくにしても少しくらい調べてからやった方がいいでは?と思いました。

 

 

 

ちょっとどくどくブログになってしまっているのでこの話は終わります。

 

・そもそも二次創作とは何なのか

ここで二次創作について改めて脳内整理しておきます。

 

 

お絵描きを始めた頃は知らない技術を学ぶことが楽しく、自分の作品が一つ出来上がる度に喜んでいました。反応もあれば嬉しかったけどそれは次点というか・・・。

 

 

一体いつからでしょうか?SNSの数字に翻弄され始めたのは。

 

 

一度描いた絵が2000~3000いいねと伸びたのでそれに気分を良くしてしまったのかもしれません。

 

 

ここ最近は何を描くにしても「このキャラの方が伸びそうだな」とか「伸びてる絵は大体こういうい絵が多いな」とかSNSの数字を増やすことをメインとして絵をスタートしていた気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本来自分が目指していた二次創作は「このキャラクターのこういう表情、仕草が見てみたい!」「このキャラクターのここが好き!」という妄想を具現化(念)する事がだったはずです。(クラピカも沢山鎖を模写していた)

 

 

ですが創作は何をするにしてもエネルギーが必要です。自己満足だけでは保管できない部分があり、やはり今の自分は人の反応なしではモチベーションを維持できません。

 

 

他者の反応を一切無視して自己実現だけを理由に創作を続けられる人は本当に一握りでしょう。それこそ天性の才能だと思います。バケモン

 

 

 

だから自分は改めて言いますが「描きたいものを描いた上で他人からも評価されるような絵が描きたい!」の満腹よくばりコースを目指す事にします!!!それが一番面白いからな!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・総括

 

1年以上続けていると適当にやってもそれっぽくイラストを描く技術を得てしまっているせいか新しい技術を学ぶこと、新しい事に挑戦する事に対して億劫になってしまっています。これは本当に良くないね。

 

あとは1枚1枚の絵に対して重く考えすぎている節があります。もっと気軽に描いて、気軽に失敗と成功を繰り返すべきなんだろうな…。

 

これは僕が労働で得た知見ですが物事は守らないといけないラインがあってそれさえ押さえていれば後は適当で何とかなると思ってます。慣れない内は全てを完璧にしようとするから難しいと感じているんでしょうね。ただ、この守らないといけないラインが何か?というのは一度全てを完璧に仕上げた経験があってこそなので今こうして頭を悩ませながら愚直にやるのも必要な工程なのかもしれません。

 

そういえば久しく忘れていましたが自分は創作のエネルギーとして承認欲求の他に何か新しい技術を学んでそれが上手くハマった時の爽快感が好きみたいな所があったのを今思い出しました。

 

基礎練習などここ半年やっていませんでしたね。ゴンのひた向きさから初心を取り戻したツェズゲラの気持ちでコツコツ頑張りたいです。

 

 

おわり